3.11から一週間。何とこの間の時間の長かったことでしょう。
津波の映像も、原発の水素爆発の映像も、目を覆うばかりに強烈ですが、
計画停電の影響で、駅には照明が点らず、電車は間引き運転ですさまじい混雑、エスカレーターやエレベーターは止まっている。
そして夜の停電、真っ暗な市街地。
一日に何回もの余震、更なる原発不安。
木曜日の「計画停電とは別の大規模停電の可能性」が伝えられたときの職場での若い同僚の一言。
「まるで、映画の中にいるようだね・・・」
毎日の生活がすっかり非日常的なものになってしまいました。
会社の仕事もこの一週間は計画停電の緊急対応等々で、心身ともに疲れました。とはいえ、疲れたということ自体、あるいは原発等に関わる流言等々、買いだめ行動等々、被災地の方々のことを考えると東京の人たちは何と身勝手であることでしょう。
自分の持ち場でしかお役には立てませんから、仕事の中でお役に立てることをやるだけです。
息子が自分から「義援金を送る」といいました。息子は1万円送るといいます。
息子からこういう言葉が出たことが嬉しくて、それはいいね!ということで思い切って母はそのン倍を送ることにしました。
この地震で多くの公演が中止になっています。中止公演の払い戻しチケット代も含まれますからね。
3月12日以降で、もともと行く予定で中止になった公演の数々・・・
○国立劇場の三月歌舞伎公演「絵本合法辻」(これは安い席でしたけど)
○新国立劇場のオペラ「マノン・レスコー」(これはずいぶん前からS席を取っていた)
○舞台芸術学院60周年記念公演「月にぬれた手」(友人と行く予定だった)
○国立能楽堂企画公演「川上」「調伏曽我」
改めて、観劇は平和の産物であると思いました。
公演中止が相次ぐ中、こまつ座「日本人のへそ」は、公演を続けることを「宣言」しています。こまつ座のHPにはこうあります。
・・・当たり前の日常の幸せをライフワークとして書き続けた井上ひさしが生きていたら、まさに市井の人々日常を一瞬にして奪った今回の被害の状態をどう受け止めたのだろうか、私たちはこの公演を続けるべきなのであろうか、座内でも議論と検討を重ねてまいりました。「演劇の力」を信じていた井上ひさしならどう考えるか真剣に悩みました。
そして、井上ひさしの追悼ファイナルであったこの公演は、私たちにとって大変大きな意味を持つ公演だからこそ、こんな状態でも、観に来て下さるお客様が一人でもいる限り、こまつ座はこの作品を上演していこうということになりました。・・・
この公演では払い戻し希望には応じるとした上で、また、また計画停電等で公演中止になることもありうる、としておきながら、「危機管理論」や「世情を鑑みて中止」とは全く異なる価値観を提示しています
疲れから自分を復活させて、必ず観にいきます!